歯にフッ素を塗ると40〜50%虫歯の抑制が出来ますが、乳歯のうちのそれも一歳半前後が適当な時期です。しかし奥歯には細かい溝があるので、フッ素を塗っても確実に虫歯にならないというわけではありませんから、これで安心というわけにはいきません。
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予防充填
予防充填は、最も虫歯が発生しやすい奥歯の噛み合せの溝の部分を、始めからふさいでしまおうと言うもので、主として6歳臼歯などに行なわれます。アメリカでの臨床評価によれば、これによって虫歯の発現は乳歯では87%、永久歯では99%減少したという報告が成されています。
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定期検診
虫歯や歯槽膿漏から歯の健康を守るために、私たちはブラッシングやフロッシング、口腔洗浄器の利用、フッ素塗布、予防充填などを行ないますが、それでもなお、虫歯や歯槽膿漏が進行することがあります。特に子供の場合にはその傾向が強く、年に数回の定期検診を受けて健康のチェックをすることが必要だと言われています。虫歯や歯槽膿漏も他の疾患と同様に、早期発見、早期治療が大切です。
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