6才くらいの早い時期から始める、歯を抜かない、トレーナーと呼ばれる装置を使用し、筋肉の動きを訓練することを主体とした小児矯正です。
成長過程にある子供たちの60〜70%が不正咬合であると言われています。そして、その不正咬合の原因は大きな歯と小さな顎にあるのではなく、バランスの悪い口周りの筋肉と舌の力であるという考えから生まれた小児矯正方法です。
なぜ並んでこないのか?
もともと、前歯を動かすには1.7グラムの力が必要です。それなのに下唇は100〜300gの力を歯に与え、舌は500gの力を歯にかけることができます。そして、無意識な嚥下(ごっくん)は600〜2000回ぐらい1日にしていると言われています。
舌が暴れたり、唇が暴れたりすると、歯並びが悪くなると考えます。
昔、矯正治療した保護者は子供には矯正治療をさせたくないと思っています
1.矯正中の痛みで苦労した
2.歯を4本も抜いたのがショックだった
3.矯正装置が目立っていた
4.矯正用のゴムが面倒だった
5.せっかく綺麗になったのに後戻りした
6.費用が高かった
そして、子供には同じ思いをさせたくないと不揃いな歯並びを放置してしまう保護者もいます。
しかし、矯正治療の開始が遅れると、「固定式の矯正装置の使用」や「歯を抜く治療」が必要になってしまいます。
治療の開始時期
6歳からの治療開始が望ましいです。なぜなら、その年代が持っている素直な特質が、トレーニングに適しているからです。
また遅くとも、8歳までに治療を開始すれば口腔周囲の改善は期待できるからです。
- STEP1 問 診
- 保護者の方と主役の子供と一緒にMRC矯正が必要かを相談します。
- STEP2 検 査
- 口腔内写真、全身写真、顔写真、レントゲン撮影、診断用模型作製をします
- STEP3 説 明
- 現状を判断し、今後の治療計画と治療期間や治療費に関するお話しなどをします。
- STEP4 治 療
- トレーニングを通じて、無意識下の時に舌や唇が正しい位置にあるようにします。
通院は1ヶ月に1回程度30分程の調整とトレーニングをします。